保育・教育を考える
- ミヤタンコラム
保育者を目指す上で必要な学びとは
保育者を目指す皆さんは、大学や短期大学、専門学校等でどのようなことを学びたいと考えますか。
多くの人は、「ピアノ」や「子ども理解」、「指導案の書き方」、「保育現場の実態」などと答えると思います。
保育者を目指す上で、上記のような「子どもとどのようにかかわるか、また向き合うか」を考え、学ぶことはとても重要です。
ただし、保育者は「保育」を行う職業であるため、「子ども」のことを考えるだけではなく、「保育・教育そのもの」についても考えていく必要があるのではないでしょうか。
保育・教育そのものを考える
こうした思いから、私は、「保育・教育そのものを(再度)考える」というテーマの下、授業を進めています。
具体的には、「学校は必要か」や「よい先生とはどのような先生か」、「教えることと学ぶことの違いは何か」といった問いをもとに授業を実施しています。
皆さんは、これらの問いに対して、どのように答えますか。
これらの問いにおいて正解はありません。むしろ、多種多様な答えが出てくると思います。
多種多様な答えが出るからこそ、「保育・教育そのもの」の捉え方が変化し、保育者としての資質を高めると考えます。
皆さんも「保育・教育そのもの」を考え、多種多様な意見に触れることを通して、保育者としての準備を進めてみてはいかがでしょうか。
※本日のテーマと関連する授業は、「教育原理」「教育学」です。
プロフィール
- 氏名
- 村上 和厳
- 所属学科
- 保育科
- 職名
- 講師
- 学位
- 修士(教育学)
- 専門分野
- 教育行政・制度、比較教育、キャリア教育